友の会・ティールーム・カタツムリの内緒話
 

     P.9   ザザッと展開    そして発売!   P.S. ご報告
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  【ザザッと展開】

あっと言う間に一年が経ちまして、
ご無沙汰をお詫び申し上げつつ、お久しぶりのカタツムリです。

昨年11月、鬼に笑われながらご報告いたしましたCD「鶴によせて」の録音は、
4月に、リコーダーとピアノの組曲「鶴によせて」と「野の花による小曲集」、
11月に、ピアノソロの「日記のような小曲集」、いずれも楽しく終えました。
CD「鶴によせて」は、予定をを早めて、2015年6月に発売いたします。

リコーダー:江﨑浩司、ピアノ:堀江はるよ。
堀江はるよの新しい世界に、どうぞ皆様ご期待下さい。


カタツムリは只今、堀江さんと一緒にCDのブックレットを編集中。
英訳をお願いしているCurtis Pattersonさんから、原稿が届きました。
音楽にも言葉にも豊かな感性をお持ちのカートさんの本業は、筝の演奏家です。

”わぁ、これって素敵!”と堀江さん。
手にしているのは「日記のような小曲集」の訳。のぞき込むと…

- Turning the Pages -   
a collection of piano solos like a diary

この作品、終曲を除く10曲のタイトルが、Page1, Page2, と全て頁ナンバー、
終曲にだけ、”おやすみなさい また あした”と、長い題がついているという、
些か風変わりな、即興曲風のピアノ小曲集です。訳をお願いするにあたっては、
音源をお送りしています。カートさんは聴きながら考えて下さったのでしょう。

”Turning the Pages …これ日本語のタイトルにも付けたいなぁ”と堀江さん。
カタツムリは早速作成中の原稿に「日記のような小曲集- Turning the Pages -
と入力。
グローバルな題名となりました。
詩情豊かなカートさんの英訳が、堀江さんもカタツムリも大好きです。


来年も…とご依頼のあった’Geelvinck-Hinlopen’のコンサートのための新作を、
”書き始めちゃったら他のことが出来なくなっちゃうから”と五線紙を引き出しに
しまって、師走は堀江さんも、事務局に詰めてパソコン&その周辺の作業に専念。

送りの悪くなったプリンタを何とかしようと、説明書片手に対策を全項目試みて、
”どうしても直らないわ、どうしよう!”とパニクってましたが、何のことは無い、
ハガキホルダーが緩んでただけ。キュッと寄せたら直っちゃった…というお粗末。
事務局一同、機械に関してのみならず同レベル、事ある度に騒然としております。

無事に御用を納め、楽しい忘年会が出来ますように! あと一息の年末です。

                       (2014.12.13)



 


  【そして発売!】

あっと言う間に…またまた半年経ちまして、
お久しぶりのカタツムリ、本日はCD「鶴によせて」発売のご挨拶です。

一旦は制作を諦めて、でも諦めきれなくてスタートしたこのCD、
新田和繫さんからイラストを頂いたのが2013年11月。
録音を終えたのが、2014年11月。
ブックレットを入稿したのが、2015年3月。
そして完成したのが、この5月。

いやはや3年がかり、正にカタツムリテンポで進行いたしましたが、
これが素晴らしい出来栄え。かたつむり出版一同、打ち揃って乾杯いたしました。


お客さまからのご感想、ご紹介いたします。

 ★早速聴かせて頂きました。
 1曲目、鶴が鳴いている情景が浮かんでくるようでした。
 その他の曲も、すっと気持ちに入ってくるような優しい気持ちになりました。
 ジャケットも素敵ですね。

 ★枕元において子守唄…
 鶴の羽ならぬ お蚕の繭の中にいるような心地よさ
 暖かくて柔らかで 心休まる音を聴く幸せです。

 ★”鶴によせて”は物語が聞こえてくるような気がいたしました。
 リコーダーの音色が、はじめの内尺八の音に似ているのに驚きました。
 ピアノも素敵でした。作曲者ご自身が弾いていらっしゃるので
 曲が身についているのでしょうね。

 ★いろいろものがうまく調和して、
 生き生きした音楽が詰まっていると感じます。
 もうなんと言うか、世界に引き込んでくれる、
 これぞ入魂の作品ですね!

 ★堀江音楽の優しさ、可愛さが詩情いっぱいに展開して
 言葉にできないほどの素晴らしい作品ができましたね。
 演奏もCDの装丁もこの上ない出来栄え、
 もうコメントも控えようか思いました。


”作って良かったぁ!”と堀江さん。
”ほんとに嬉しいです、こんなに喜んで頂けて…”と涙ぐむカタツムリ。

CDの詳細はこちらでご覧下さい。ブックレット公開中です。

                       (2015.6.15)


P.S.【ご報告】

「八月の手紙」でもお知らせいたしましたが、
音楽総合情報誌「CDジャーナル」に、
素敵なレビュウが載りました。

                 CDJournal 2015 8 AUGUST より
     
 鶴によせて(リコーダーとピアノ) 江﨑浩司(bf) 堀江はるよ(p)
 ESCARGOT・ESC-RP-1007 \2,593(6.1)
 ▼素晴らしいオリジナリティに驚嘆。
 リコーダーの名手江崎浩司とのデュオとソロという静かなアルバムだが、
 訴えてくるものは豊穣だ。聴いたことのあるようなメロディの羅列、ではなく、
 かといって誰も意味がわからない音の塊りでもなく、斬新なメロディに感動。
 笛類の使いこなしも秀逸。★  (榎)
   (★は筆者のイチ押しCD) 

びっくりびっくり。
ほんとうに一生懸命に作ったんだもの、
こんなふうに聴いてもらえて、嬉しいなぁ…と、
堀江さんも、とっても喜んでました。

このCDでは、その後いろんな面白いこと、
素敵なことが起きました。いずれまた、お話いたしましょう。
新しい年が皆様に、そして世界に、沢山の幸せを運んで来ますように!

                       (2016.1.1)

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